大江山


石原和三郎 作詞
田村虎蔵 作曲



むかし丹波の 大江山
鬼どもおおく こもりいて
都に出ては 人を食い
かねや宝を 盗みゆく

源氏の大将 らいこうは
ときのみかどの みことのり
お受け申して 鬼退治
勢いよくも 出掛けたり

家来は名高き してんのう
やまぶしすがたに 身をやつし
けわしき山や 深き谷
道なき道を 切り開き

大江の山に 来てみれば
しゅてんどうじが かしらにて
青鬼赤鬼 集って
舞えよ歌えの 大さわぎ

かねて用意の 毒の酒
すすめて鬼を よいつぶし
おいのなかより 取りいだす
よろいかぶとに 身をかため

驚きまどう 鬼どもを
ひとり残さず 斬りころし
しゅてんどうじの 首をとり
めでたく都に 帰りけり