成長が速く、収穫できる繊維も多いため、木材パルプの代替資源として
2000年頃から注目を浴びるようになった。「木材使用量を低減し、
森林伐採が防止でき、環境によい」と評価され、日本各地の小中学校で
総合的な学習の時間における環境学習として栽培されているほか、
ケナフ製の名刺やナプキンが使用されるようになった。
高さ 1.5-3.5m 、茎の直径 1-2cm になる。あまり分岐せず、木質の基部をもつ。
葉は長さ 10-15cm で、根に近い部分につくものは 3-7片に深裂するが、
先端に近いものはほとんどきれこまず槍形になる。花は直径 8-15cm ほどで、
色は白・黄色・紫がある。白と黄色の(もちろん紫も)花も中心部分は
暗紫色となる。果実は直径 2cm ほどの刮ハで、中に数個の種子を持つ