ヒガンバナ(いちし)
ヒガンバナは真紅に燃えるように咲き、そのうえ火花を散らしたように花びらを
広げるから、いかにも、華々しい「いちしろく」 といえるであろう。
「いちしろく」とは著しいという意味でよく目立つ事を言う。ヒガンバナは
長い茎を直立させ、開花の頃には葉がないからよけい目につく。
万葉にたった一首あるこの歌は、ヒガンバナの燃える真紅を自分の
恋心にたとえた、そんなに激しい恋を歌った一首である。
秋の彼岸の頃、田のあぜ道や土手などに群れをなして咲く赤い花である、
別名の曼珠沙華は梵語で赤い花の意味をもつまた 、墓花、死人花、幽霊花、
各地にそれぞれ方言の別名があり、良いイメージがない。
花言葉・悲しき想いで