ハルジオン

ハルジオン、鶴見緑地公園


ハルジオン

キク科 ムカシヨモギ属、 北アメリカ原産の帰化植物で、大正時代の中頃に観賞用として日本に入ったと言われていいます。現在ではほぼ 日本全国に分布し、都会を中心に見られます。 一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言われています。 また、標準和名はハルジオンですが、同類のヒメジョオンと混同して、ハルジョオンと呼ぶ間違いが見られます。 見た目が非常に似ている上に、名前も紛らわしいです。同じように、 ヒメジョオンとの見分け方は、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしています。 これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉があります。また、ハルジオンの蕾は下を 向いて項垂れているような特徴があります。 分かりにくい場合は、茎を折ってみるとよいです。ヒメジョオンの茎には空洞が有りませんが、 ハルジオンの茎には真ん中に空洞があります。 葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱くように付いています。