馬酔木の花

万葉集 大来おおくの 皇女ひめみこ

磯の上にふる
馬酔木あしび手折たをらめど
見すべき君がありと言はなくに


アシビの花

山地に生える常緑低木、乾いた場所を好み、群生する事が多い。よく枝を分けて育ち、こんもりと大きな株になる ことがある。葉は枝先に集まって付き、濃緑である、花は小さな壷形で、下向きに沢山咲く、夏に蕾をもち、開花するのは3月から4月、有毒植物、馬が倒れるところからきている様である。

万葉人が花を愛する時、白い花そして小さい花を好みけばけばしい物が美としなかった風である、もっとも咲き匂い、純白輝く美しさを馬酔木に求めていたようである。
大来皇女の歌はなき弟、大津皇子を偲ぶもので、馬酔木をともに愛でることが出来なくなったことを悲しむ。二人しか知らない思い出が馬酔木にあったのだろうか。



花言葉・ 犠牲、献身