ジャガイモの花

              藤原たかを

馬鈴薯の花うねりの夜が白む


ジャガイモ

ナス科の多年草。南米アンデス高原原産、全国で栽培されるが、北海道、長野など冷涼な土地が適しています。茎は横にはい、先端が肥大して芋となります。6〜7月ごろ、枝の先に数個の白色または、淡紫色の合弁花を下向きに開きます、白色はダンシャク、淡紅色はメイクィーンです。


ジャガイモの花

我が国への伝来は、約400年前の慶長年間(1600年前後)にインドネシアのジャカルタを拠点にしていたオランダ人が長崎に入れたと言われています。そのため、じゃがいもの名前も「ジャガタラ」に由来しています。当初は、白い花を観賞するための植物でした。しかし、ジャガイモが暴風や低温に強く、冷害で米麦が凶作の年にも、安定した収穫があり、食糧備蓄作物として最適な事が分かるにつけ、気象災害の頻発する地帯に栽培が勧奨される様になりました。まず、九州各地で栽培され、幕末には全国へと広まり、冷害への備えとして、ジャガイモは活躍しました。

北海道には、宝永3年(1706)、に栽培され始め、明治以降です。北海道開拓使によってアメリカ、ドイツ、イギリスから優良品種が導入され、気候、風土ともに適した北海道で大々的に栽培され、定着しました。今では、七月ともなると、全道の至る所で、薄紫や白い花を咲かせたジャガイモ畑が地平線まで続く光景が見えます。いかにも北海道らしい雄大な風物詩です。




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