オオカメノキ

オオカメノキ、咲くやこの花館


オオカメノキ

オオカメノキは、葉がハムシ科の甲虫によく食われるので、虫食われがなまってムシカリになったと 言う説もあります。スイカズラ科ガマズミ属で、沖縄を除く、日本全国の山地に分布し、落葉小木です。高さ4〜6メートル 葉は先のとがった丸型に近い広めの楕円形で、長さ幅とも6〜20センチ基部はハート形で、縁には不ぞろいの小さなギザギザが あります。花びらは5枚で白色です。花期は4月〜6月ごろで、枝先に白色の花が集まってつき、額紫陽花のように、径6〜14センチ の花房をつくります。中心部には小さな両性花が集まり、その周りに径2〜3センチの小さな装飾花がつきます。

秋が深まると、次第に紅葉して色鮮やかになり、果実は長さ1センチ前後の卵形で。8〜10月に赤くなり、 完全に熟すと黒くなります。中の核は長さ約5〜10ミリです