姫百合の花は、山百合より小さくて赤いですが、万葉人は小さく気品のある花を好んだようです。 真夏の草が深く茂った野原に、人目につかずひっそりと咲く姫百合の花のように、心に秘めた恋心を歌っています。
姫百合は日当たりの良い丘陵地や草原に生える多年草。茎は直立し、高さ50から100センチ、花形は大きく(3センチ)はなく、 小さくて可憐な花です。