姫百合の花




作者、 坂上郎女は天平期の万葉を代表する女流歌人であり、大伴家持の叔母にあたります。


姫百合

姫百合の花は、山百合より小さくて赤いですが、万葉人は小さく気品のある花を好んだようです。 真夏の草が深く茂った野原に、人目につかずひっそりと咲く姫百合の花のように、心に秘めた恋心を歌っています。

姫百合は日当たりの良い丘陵地や草原に生える多年草。茎は直立し、高さ50から100センチ、花形は大きく(3センチ)はなく、 小さくて可憐な花です。



花言葉・神秘的な美